結納編

【結納】

結納品のイメージ

結納とは、婚約を公に交わす儀式です。
通常は仲人を立てて双方で贈答品を交わしますが、最近は結納の代わりに両家顔合わせの食事会など、簡略化するケースも増えています。

【結納品】

結納品といえば昔は実用的な品でしたが、今では縁起物が多いようです。
品数は5品、7品、9品、11品など奇数にするのが慣わしです。 品物の内容や習慣は地域によって異なるので、事前に調べておきましょう。
二人の出身地域が違う場合は男性側に合わせます。

【結納金】

結納品のひとつで、婚約の印として男性側から女性側に贈られる金銭のことです。
この一部を、指輪などの婚約記念品に充てることもあります。

【結納返し】

結納金の半分から1/3を包んで渡す習慣で、半返しとも呼びます。
関西では「おためがえし」という、結納金の1割を返す習慣があります。 これは相手に返して貯めておいてもらう、という意味から生まれた関西独特の習慣です。

【婚約記念品】

婚約の証として贈る品で、女性が受け取るものは一般的に婚約指輪(エンゲージリング)と言われています。
男性がもらう物は時計やスーツなどが一般的ですが、特に決まってはいません。

【正式結納】

仲人が使者となって両家の間を2往復して行う、昔ながらのしきたりに則ったものが正式結納ですが、手間と時間がかかります。
そのため現在では正式結納を実施する人はほとんどいません。

【略式結納】

仲人をたてずに両家が女性宅や式場、料亭などに集まって行う結納のことです。
最近では結納と言えばこのスタイルが主流です。

【顔合わせ食事会】

堅苦しい結納はしたくないけど両家の顔合わせはしたい、という場合に使われます。
料亭やレストランなどで食事をしながら、というのが一般的で、特に決まり事もないので自由にアレンジできます。